寮派と賃貸派、あなたはどっち?

看護師が一人暮らしをする場合には、主に働いている病院の寮に住む場合と、自分で賃貸を借りて住む場合とがある。それぞれには一人暮らしをする上でメリットもデメリットもある。

まず、病院の寮に住む場合のメリットは、家賃を低く抑えられることだ。数千円から2万円程度でワンルームマンションが借りられることが多い。特に都心部のように家賃相場が高い所であれば、尚更寮に住むことのメリットを感じるだろう。しかし、同じ寮には他の看護師も住んでいる。昼間でも夜勤明けで寝ている人もいるため、掃除や洗濯などの生活音には気を遣わなければならなし。また、多くの寮は病院の近くに位置しているため、休日でも職場の人に会う可能性があり、気持ちが休まらないという人もいるようだ。

一方、自分で賃貸住宅を借りる場合のメリットは、寮に住む場合と比べて、自由に好きな立地や間取りを選ぶことができることである。職場から離れた場所の賃貸物件なら、救急車の音が頻繁に聞こえたり、職場の人に会ったりする可能性は低くなり、休日と仕事の切り替えもしやすくなる。しかし、自分で賃貸住宅を借りると、寮に比べて高い家賃を払う必要がある。また、看護師は不規則勤務であるため、帰宅が深夜になることがある。そんな時に病院から近い寮であれば安心であるが、離れた場所へ帰る際、特に女性の場合は危険がある。そのため、賃貸住宅を選ぶ際は、深夜に帰宅しても安全な治安の良い場所で、セキュリティの整っている所を探す必要がある。

このように、寮と賃貸住宅とでは、それぞれにメリットとデメリットがある。そのため、看護師が一暮らしを始めるときには、自分のライフスタイルをもとに、寮と賃貸住宅のどちらに住むのかを慎重に検討しなければならない。